November 6, 2009

 もう一つはですね、定常型社会になると競争が少ないと思っている人、これはちょっと『経済成長って何で必要なんだろう?』では取り扱いきれなかったテーマなんですけど。その人にはぜひ江戸時代の話を知ってほしいと。江戸時代ってかなりの競争社会なんですね。江戸時代って経済成長はほとんどしていません。実を言うと、江戸時代の経済成長ってほとんど1800年から1840年にかけて起きています。それまでは江戸時代ってかなり定常型社会に近いんですよ。その定常社会の中でお武家は上司へのおもねり競争,商家はライバルからどう仕事を奪うか,お百姓は土地や水の使用権を巡って日々競争している。

 さらに例えば全然成長しない社会と言えば、1960年以降のソヴィエト連邦も全然成長してないんです。実際。ではソヴィエトの中では競争がなかったのか。または定常というか、成長してない社会のもう一つは、北朝鮮。成長どころかだんだん下がってますけれど、熾烈な権力闘争が進行中です。